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IRMA BOOM

June 13, 2007 in Eindhoven  

先週水曜日のSource LectureにIrma Boomが講演に来たので聞きにいきました。
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で内容はというと、下の写真みたいな感じで今までの彼女の作品群をプロジェクターで投影しながら延々と説明するだけ。

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本当に説明するだけ(しかも3時間以上!!)でなんかあんまり感じるところがなく、また友達の卒制の手伝いがあったので質疑応答を待たずに退席しちゃいました。一応節々で自分のデザイン思想や哲学を話してくれるものの、こないだのMarti Guixeのレクチャーと比べると面白みに欠けるというか、いわゆる生真面目で職人気質な感じの人でした。ただフリーランスになる以前(政府系出版社に勤務していた頃)の作品や、普段は目にする事があんまりないと思われるプライベートブックをいくつかみれたのは良かった、のかも。

例えばこんなの。
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独立したての頃にユトレヒトのお金持ちのイケてる人から、友人の50才の誕生日用に本をデザインしてくれと頼まれて作った本らしいです。コーヒーフィルターの紙に印刷してるらしい。
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コンセプトとかも色々あるんだけどめんどいので省略。で、なんでもこの本が彼女的には転機だったらしく、この本を見た或は聞いたヨーロッパ各地のスキモノからプライベートブックのデザインの依頼がいっぱい来るようになったんだそうな。そんな有名な本なのかーと思って試しにググってもよくわかりませんでした。

もちろんこれとかこれとか、彼女の手がけた有名な作品についても語ってくれました。そうそう、それでこの真ん中で折れる彼女自身の作品集も有名かなと思うんだけど、これはIrmaさん本人のデザインじゃないんだそう。これは知らなかった。Kristina Brusaという人が、自分のテーシスとして2年ほどかけてデザインしたらしい。Irmaさんは二つ折りになるというアイデアと、必要な素材(写真とか文章)を提供しただけなんだって。へー。

こんな感じでギミックがある凝った本がよく取り上げられる彼女ですが、もちろん普通の本だっていっぱいやってるそうです。何でもこれまでにデザインした本の数は200冊以上とか。
たとえばこんなの。
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これはPhilipsの社内用につくられたプロジェクトブック。ここアイントホーフェンがPhilipsのお膝元という事でわざわざ(?)紹介してくれました。中身はほんとにふつーの本でした。写真にちっさいのとおっきいの2サイズ写ってますが、Irmaさんのオリジナルデザインは左側のちっさい方だったそう。Irmaさん、本はなるべく小さくデザインするらしい。コンテンツが多ければそれに応じて大きくするけれど、少ない場合はできるだけ小さくするように心掛けてるらしいです。彼女自身も個人的に豆本が好きで集めてるんだって。この本の場合も、コンテンツからこれくらいの小ささが丁度いいと思ってデザインしたんだそうな。しかしながらPhilips側から小さくてみすぼらしい、というクレームが出て、最終的には右側の大きさになっちゃったんだと。ちなみに中のページレイアウトは無理矢理引き延ばしてあって笑いました。自分は気に入ってないけど、社会に出てクライアントを相手に仕事をしていく上ではこういう事態も起こるんだという事が言いたかったそうな。まあ、そうでしょうねー。

あと繰り返し言っていたのは、Coffeetable bookHandcraft bookは嫌いだという事。そうなのか。その理由とかがちょっと曖昧でよく理解できなかったんだけど、「インダストリアルプロダクトしての本」のデザインにこだわっているらしい。本をデザインするときは必ずモデルを作るんだそうだ。クライアントにプレゼンする時も、なるべくモデルで説明するようにしているんだと。なるほど、こういうこだわりはグラフィックというよりもプロダクトデザイナーっぽいですなあ。彼女の言葉を借りれば、”VIsual language should speak (rather than oral language)”
という事らしい。

うーむ、どうりで口下手なわけだわ。
ちゃんちゃん。

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